へーぇすたの資格にこういうのあったら絶対アンジュさん取ってる
俺は詳しいんだ
ぜってぇ取ってるに決まってる、取っててくれ
「え、アンジュさん爵位持ってるんですか!?」
「いやぁ、言うてあれよ?資格とったら自動的に渡されるやつよ?なんも偉ぶれんやつよ?」
「いやいや全然すごいですよ!やっぱあれですか?錬金術師の資格的なやつ!」
「あー…せやね、一応国家資格的なやつ…」
「ほらぁ!やっぱすごいやつじゃないすか!」
「国家資格言うても日本でいう危険物取り扱い免許みたいなもんよ?日本来たら自動的にそれ扱いになるし」
「はぇー…」
「それに爵位言うてもそんな高い方のやつちゃうよ、こっちでもヘルエスタでも庶民よ庶民」
「ロマンがないなぁ…」
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「お話ありがとうございました!」
「うちも楽しかったから、また話そな」
「はい!」
「…庶民ねぇ?」
「おわっ!リゼ!?おったん!?」
「随分と謙遜されますことね、『最年少錬金伯』アンジュ・カトリーナ?」
「謙遜ってそんな…実際試験さえ受かれば自動的に貰える爵位に変わりはないじゃん…」
「その試験自体がハードル滅茶苦茶高いんでしょうが…なーにが危険物取り扱い免許よ!ちゃんとその中でも一番上の甲種って言わなきゃガソスタ勤務連想されるわ」
「ええやんけ別に!ガソスタ勤務の人間に謝れ!」
「別にガソスタ勤務貶してる訳じゃねーわ!」
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